お買い物をしにスーパーに行った時のことを想像してみてください。
- キャベツ
- りんご
- 鶏肉
- 牛乳
- にんじん
- 食パン
- きゅうり
買い物リストにある食品をどのように見つけているでしょうか。
- キャベツ・きゅうり・にんじん→野菜コーナー
- りんご→果物コーナー
- 鶏肉→精肉コーナー
- 牛乳→乳製品コーナー
- 食パン→パンコーナー
といったように、買い物リストにある食品をカテゴリー分けし、それらの食品が陳列されているコーナーに行き、目的の食品を見つけていることと思います。
私たちが無意識に行なっているカテゴリー分け。
実はこれ、私たちが生活していく上でとても重要な概念なのです。
例えば、上述のスーパーでの買い物を再びイメージしてみてください。
カテゴリー分けすることができないとしたら、どうなるでしょうか?
どのコーナーに行けば目的の食材が見つかるのか、検討もつかなくなってしまうでしょう。
また、野菜コーナーに行ったり精肉コーナーに行ったり乳製品コーナーに行ったり、そしてまた野菜コーナーに戻ったり・・・と時間と労力のかかるお買い物になってしまうでしょう。
スーパーだけではありません。
- デパート
- 図書館
- 動物園 等々
私たちの周りにある場所はものは共通のルールに基づいたカテゴリーで分類・整理されているのです。
同様に、私たちはあらゆる情報を、頭の中でカテゴリー別に整理しながら理解・貯蔵しています。
例えば、初めてある人に会ったとします。その人の顔や名前をどのように覚えるでしょうか。
その時に、その人に会った場所やその人との関係性、その人を紹介してくれた人などの関連性を紐づけておくことで、その人の顔や名前を覚えやすくなり、次に別の場所で会った場合でも「あれ、あの人、会ったことあるけど、どこであったかしら?お名前は?」と戸惑うことがなくなります。
このように『カテゴリー』概念を利用することにより、私たちは新しい情報を効率的に学んだり、記憶したり、その新しい情報を使って何か別のことを表現することもできるのです。
『カテゴリー』概念の理解は3歳頃からできるようになります。
使ったおもちゃを分類しながらお片づけをすることを促してあげたり、お買い物に一緒に行って、目的の食材の場所を当てっこしたりー
毎日の生活の中でカテゴリーの理解を促してあげるといいですね!