子どものセラピーを行うにあたって、セラピスト自身の知識・スキルが必要であることはいうまでもありませんが、セラピー道具も必需品になります。

検査道具・市販の訓練教材・絵カード・手作りの教材・おもちゃなどなど。

スピーチセラピー専門の会社が販売している教材も使いますが、市販のおもちゃやゲームを利用することも多々あります。

今日は、そのひとつをご紹介したいと思います。

その名も”Guess Who?”

 

Guess Who ?(ゲス・フー)

Guess Who ?(ゲス・フー)

  • 出版社/メーカー: リトル・アメリカ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

遊び方:24人の顔の絵と名前が描いてあるゲームボードを使います。

同じ24人の顔が書いてあるカードを各々1枚ずつ選び、Yes/Noで答えられる質問をしていくことで、相手がどの人物のカードを持っているかを早く当てた方が勝ちとなります。

質問例 ”Does your person wear glasses?” (その人はめがねをかけていますか?)
“Is your person bald?” (その人はハゲていますか?)

このゲームに限らず、すべてのアクティビティーを行うにあたっては、その目的を明確にしておく必要があります。

例えば、「2語文の表出を目指す」「助詞を正しく使って表現する」など、子どものセラピーの目標に基づいてアクティビティーを計画しなければ、ただ遊んでいるだけ・・・になってしまいます。

―で、このゲーム。

どんな言語スキルの獲得をターゲットにできるでしょうか。

1.まず、表出言語について。遊び方でも書きましたが、Yes/Noで答えられる質問を作る練習にはもってこいです。また、人物を描写する練習にもなります。「男性?女性?」「髪の毛の長さは?」「目の色は?」「年齢は?」などなど。

2.理解言語について。相手のYes/Noの質問の意味を正しく理解して応答する練習ができます。また、相手のカードを予測して行動する練習にもなります。

3.ソーシャルスキルについて。1対1で質問―応答しながらすすめていくゲームですから、会話の練習になります。質問をする時は相手を見る。ゲームに勝った時負けた時の対応の仕方などなど。

4.吃音。文レベルでの練習を楽しくすることができます。

5.AAC(拡大代替コミュニケーション):身体に障害がある子どもも、このゲームを楽しむことができます。様々な人物の特徴を描いたボードを用意し、子どもが絵を指差しや視線で選択することにより、ゲームの相手に質問をしていきます。

私自身、ノンバーバルの子どものセラピーでこのゲームをよく使いました!

以上ですが、もしかしたら、他にもいろいろな使い方があるかもしれませんね。

このゲームと同じ仲間で’Guess Where?”というゲームもあります。

“Guess Who?”よりも少し高度なゲームですが、これも私の愛用品のひとつです。

ぜひお試しを。

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