少々多忙な日々が続いており、投稿が滞ってしまいました!

キャッチアップを試みつつ、今週の言語発達を促す絵本 第24弾「ぐりとぐら」をご紹介します。

ぐりとぐら
著:なかがわ りえこ
イラスト:おおむら ゆりこ
出版: 福音館書店

1963年に初めて出版されてから、長年、愛されてきた「ぐりとぐら」。読んだことのある方も多いことと思います。

今回は、この絵本を使った言語発達を促すアクティビティをご紹介します。

お話の設定の理解

まずは、

「だれ?」「どこ?」「なに?」の質問に答えながら、お話のあらすじを理解します。

ぐりとぐら story elements

カステラの作り方(順番)の理解と説明 

ぐりとぐら sequence

お話の流れに沿って、カステラの作り方を順番通りに説明する練習をします。

 

発達段階により、

・絵カードを順番通りに並べる

・絵カードを並べた後、お話する

・絵カードを並べた後、「まず/最初に」「それから」「次に」「最後に」といった接続語を使って説明する

といったように、発達段階にあった難易度に調整します。

道具とその機能の説明

「ぐりとぐらが、いえからもってきたものはなに?」といった質問をとおして、ぐりとぐらが家から森に持っていったものを答えてもらいます。

この時、お子さんの言語および記憶の発達段階に応じてー

  • 持って行ったものが描かれているページを見せながら答えてもらう
  • 持って行ったものが描かれているページを開かずに答えてもらう

ーといったように、難易度を調整します。

そのあと

「泡だて器って、何するもの?どうやって使うの?」

といった質問をとおして、それぞれの道具の機能(使い方)を表現しながら、動作語を含めて表現する練習をします。

ぐりとぐら 記憶

問題解決

ぐりとぐら 問題解決

お話の中で、ぐりとぐらは、

  • 「卵が大きすぎる」
  • 「卵が固くて割れない」

といった問題に遭遇します。

そうした問題をぐりとぐらはどのように解決したのかについて考えます。

そのあと、お子さんの日常で起こりうる問題とその解決方法について、一緒に考える過程を通して、日常生活の中で問題に遭遇した時に問題を解決する力をつけていけるよう、サポートします。

みんな大好きな「ぐりとぐら」。

ぐりとぐらと一緒に森のお散歩やカステラ作りを楽しみながら、ことばの発達を促してあげましょう。