伝え合える幸せ

 

「実はうれしいことがありまして・・・」

2月に実施したベビーサインクラスに参加してくださった方のお一人から、そんなお電話をいただきました。

その方によると・・・
数日前から体調をくずしていた8ヶ月の娘さん。
その日、右耳を触りながら「お願い(please)」のサインをしきりにしていたそうです。

「もしかして、耳がいたいのかも!」と思ったママはすぐに小児科に連れて行き、お子さんが中耳炎になりかけていたことがわかったそうです。

それをサインで伝えることができたことに、ママもドクターもびっくり!

まだ音声言語(「ママ」「バナナ」などの言葉を音声で発すること)を使えない8ヶ月の娘さん。
自分の知っているサインを使って、必死にママに自分の不調を伝えようとしたんですね。

「ママ、私、こっちのお耳が痛いの。助けて!」って言ってたんだと思います。

サインを使って不調を伝えることのできたこのお子さんがすばらしいのは言うまでもありませんが、その娘さんの表現を見逃さず、適切な対応をされたママの「センス」と愛情があってこそのことだったと思います。

このお話でお分かりのように、1歳未満でまだ音声言語を獲得していない時期の赤ちゃんも、しっかりと何かを伝えようとしているんですよね。

そういったお子さんの表現をしっかりと受けとめて応えてあげることで、さらにコミュニケーションの力が広がり、言語発達を促すことにつながるのです。

今回のことは、娘さんとママ双方の「伝えられる」「わかってあげられる」という自信につながり、さらに強いきずなをきずかれたことだと思います。

ベビーサインクラスのご紹介のページでも書きましたが、ベビーサインは「ことばの発達を助ける」「ことばによる表現を補う」存在です。
そういったことをふまえ、このお話は、「親子のコミュニケーションを助ける1つの方法」「ことばの発達を促す1つの手段」として、ベビーサインをうまく活用されている良い例だと思います。

私個人的には・・・ですが、 月齢にかかわらず、音声言語を獲得するまでのお子さんの発達って、とても興味深い分野だと思っています。
まだ、お子さん自身がコトバを発しないため、そのお子さんを取り巻く大人にとって、実際、お子さんがどこまでコトバを理解しているのか、わかりにくい時期です。 でも、お子さんは、「伝えたい」ことがたくさんあるんですよね・・・。

その「伝えたい」をうまくキャッチし、どこまでしっかりとそれに応えてあげられるか・・・。

そこがそれ以降の言語発達にわたって、とても大事だと感じています。

今回のお話、とてもとても心の温まるステキなお話で、私一人で独り占めするのはもったいないように感じましたので、このママの御了承を得て、ここでご紹介させていただきました。

もし、読者の方々の中で、みなさんにシェアしてもよいステキなお話(ベビーサインだけではなく、お子さんの発達全般で)がございましたら、ぜひお知らせくださいね!

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