今週ご紹介する絵本は「ガンピーさんのふなあそび」です。

ガンピーさんのふなあそび
作:ジョン・バーニンガム 
訳:光吉 夏弥
出版:ほるぷ出版

ガンピーさんが、小舟に乗って出かけます。途中で、子どもたち、うさぎ、ねこ、いぬ、ぶた、ひつじ、にわとり、こうし、やぎが「一緒に連れてって」とお願いし、次々と小舟に乗り込んできます。

はじめはみんな、仲良くしていたものの、だんだんにぎやかになっていき、舟がひっくりかえってしまいます。

最後は、仲良くみんなでおちゃをする場面でお話は終わります。

穏やかで優しいガンピーさんの魅力に引き込まれていく一冊です。

ではでは、「ガンピーさんのふなあそび」を使った『ことばのレッスン』のアクティビティのいくつかをご紹介します。

登場人物とお話の順番

絵本を読んだ後、登場人物についてたずねます。
 
そして、子どもたちと動物たちの絵を舟に乗せていきながら、お話に登場する順番について考える練習をします。
ガンピーさん

登場する動物の説明

ガンピーさん 説明

テンプレートを使用して、お話に登場する動物について、その名称を答えるだけでなく、色や大きさ、鳴き声などの情報を含めて説明する練習をします。

 

「牛ってどんな動物?説明してみて」

と言われても、うまく表現できないお子さんでも、左にあるようなテンプレートを使用することで、表現したいことがイメージしやすくなり、徐々に文レベルでの説明ができるようになります。

質問応答&推測

  • ガンピーさんはどこに住んでいたの?
  • ガンピーさんは、うさぎに何て言ったの?
  • ねこはガンピーさんに何て言ったの?
など、お話の内容に沿った質問に答える練習をします。
 
そして、
  • みんなはどこで、お茶を飲んだと思う?

など、お話の内容をもとに推測して答える練習もします。

  • ここでも、お子さんのレッスン目標と到達度に合わせて、口頭のみで質問する
  • 視覚ヒントを呈示しながら質問する
  • 選択肢の中から答えを選ぶ

など、教材や課題の難易度を調整します。

ガンピーさん

構音

  • カ・ガ行(ンピーさん、わ、、等)
  • タ・ダ行(ぶ、にわり、こち、いいも、等)

などなど、構音練習のターゲット音を取り出して練習し、単語レベルで構音できるようになったら、文レベル→音読レベル→会話とレベルアップしていきます。

Mr. Gumpy’s Outing
Author/Illustrator: John Burningham
Publisher: Square Fish

Square Fish社から、原作(英語)が出版されています。

原作には、動物の動作をあらわす表現や鳴き声など、英語ならではの表現が多く含まれています。興味のある方は、ぜひ原作も読んでみてくださいね♪

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