食べ物や飲み物をこぼしてしまったり、おねしょをしてしまったり・・・子どもは数々の失敗を繰り返しながらたくましく成長していきます。でも中には、失敗することが怖くて、新しいことにチャレンジすることが苦手なお子さんもいます。
今日は、Child Mind Instituteのサイトに掲載されていた記事『12 Tips for Raising Confident Kids(子どもの自尊心を育てる12のヒント)』から、そんなお子さんの自信や自尊心を育ててあげるヒントをご紹介したいと思います。
まずは、大人が見本を見せてあげましょう。しっかりと準備をして前向きに新しいことに取り組む姿を見せましょう。ポジティブな部分に注目することが大切です。
誰にだって失敗はあって、大切なことは、失敗したことをくよくよ考えるのではなく、そこから学ぶということを子どもが理解できるように促してあげましょう。
- お子さんがすでにできることに全エネルギーを注ぐのではなく、新しいことに挑戦するように促してあげましょう。新しいことを習得することで、自分は「できる!」と感じ、どんなことにでも立ち向かえるという自信を持つことができます。
- 失敗してもよいのです。子どもは試行錯誤しながら学んでいきます。
- 最初の挫折で諦めないことが重要です。自信や自尊心とは、常に成功することではなく、立ち直る強さをもって努力し続けることなのです。
- 興味を探求することはアイデンティティを培い、自信を育てるのに重要です。
- 目標を設定し、その目標を達成することは、子どもの自信につながります。子どもの願いや夢が実行可能なものになるよう、スモールステップの到達目標リストを作るのを手伝ってあげましょう。
- 達成したことで子どもを褒めることは良いことですが、どんな結果であろうと、努力する/したということが素晴らしいということをお子さんに伝えてあげましょう。
- 勉強やスポーツも素晴らしいのですが、お手伝いをすることで家族に頼られていると子どもが感じることもとても重要です。
- 完璧でないのが人間であり、完璧でなくても大丈夫なのだということを早いうちからお子さんに伝えてあげましょう。
- 子どもにとってチャレンジすることは良いことですが、成功を手にする機会があることも大切です。安心し自信を持つことができるアクティビティに取り組むことで、さらなるチャレンジに挑戦することができるのです。
- 試合に勝っても負けても、成績が良くても悪くても、どんなことがあってもお子さんを愛し、お子さんのことをすごいと思っているということを伝えてあげてください。
いかがでしょうか。
目の前の壁に大きな不安や恐怖を感じているお子さんを励まし勇気づけてあげ、チャレンジを促すことは、容易なことではありません。
上記のヒントの1つ1つは当たり前のことのようですが、頭でわかっていても実践することは意外に難しいことかもしれません。
子どもの自信や自尊心を育てるのは、日々の積み重ねが大切です。
子どもにもスモールステップが必要ですが、大人にもスモールステップが必要です。まずは、ヒントの1つか2つを試してみてください。そして、できそうでれば、3つ4つ、そして12のヒントすべてを実行できるようになる頃には、自信がついて少しお兄さん/お姉さんっぽくなっているお子さんに気づかれることと思います。