前回、好き嫌い克服法の1つとしてガーデニングについてお伝えしました。

子どもと一緒に野菜を育て、調理(料理)し、食べる・・・という過程でしたが、 この過程でガーデニング以外に大事な過程が含まれていることにお気づきの方もいらっしゃると思います。

それは、『一緒に料理』する、ということです。

息子の好き嫌い克服の過程において、『一緒に料理』したことは、 ガーデニングに肩を並べるくらい効果的でした。

最初は息子の好きなカップケーキを一緒に作ったことから始まりました。

バターと砂糖を混ぜて 卵を入れて 小麦粉とベーキングパウダーをいれてよくまぜて ―なぁんていう過程を、息子は本当に楽しんでいました。

オーブンから出したカップケーキを見たときの笑顔はとびきりのものでした。

そして、もちろん、できあがったカップケーキが冷め切る前にぺロッと食べてしまいました。

カップケーキから始まり、フライや餃子など夕食のための料理もよろこんで手伝うようになりました。

少し余談ですが、「セラピーと文化」の記事でお話した、食べ物で遊ぶことに抵抗を感じた、という件。

私の場合、担当のお子さんの文化背景を考慮し、私と同様、食べ物で遊ばせることに抵抗を感じられるご家族の場合、食べ物で遊ぶかわりに一緒に何か食べ物を作る方法を考えます。

パンやクッキーの生地作り、おにぎりもいいですね。

感覚過敏のあるお子さんは、いきなりパン生地やごはんなどをさわるのは嫌がると思いますが、そこはスモールステップで・・・。

話を戻して― 小さな子どもに料理を手伝わせない理由(言い訳)は山ほどあります。

手伝わせると余計に時間がかかっちゃうし・・・ 後片付けが大変だし・・・ 危ないし・・・ 男の子だし・・・ 私もそうでした。

仕事から帰ってきて忙しい時間の夕食の準備。

パパッとすませてしまいたい!というのが本音でした。

でも、20分ですむ作業が1時間かかることになる・・・その無駄に思える過程こそが 息子の好き嫌い克服にはとても大事だったのです。

つい、目の前の忙しさやわずらわしさに気をとられると、問題の本質の改善から遠ざかってしまうことがあります。

これは、そのいい例かもしれませんね。

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