前回お話した『アメリカでの子育て』の中で投げかけた「どうやって?」という疑問ですが、今日は、その「どうやって?」という方法についてお話する前に、バイリンガルであることのメリット&デメリットについてお話したいと思います。

 

 

まずはメリットから・・・

 

たとえば、自分が使う各言語の特性について理解する力がモノリンガル児よりも優れているといわれています。

また、相手に分かるように説明する能力、場面や人に応じて言葉や表現を使い分ける柔軟性にも優れているといわれ、これは幼い頃から場面や人に応じて言語を使い分けながら生活しているバイリンガル児の経験によるものかもしれません。

 

認知的には、聴覚弁別力や視覚認知力にも優れた力を発揮するといわれています。

 

 

そしてデメリット・・・

 

バイリンガル児の発達段階において、それぞれの言語力が未熟な場合、持てる限りの言語力を使って表現しようとするため、2つの言語を混ぜて表現する「コードミクシング(code mixing)」がよくみられます。

当然のことながら、モノリンガルの人とコミュニケーションをとる場面では、こうしたコードミクシングは不適切であることは言うまでもありません。

また、コードミクシングの原因ともいえる各言語の語彙不足、また言語同士が干渉してしまうことによる文法や発音の誤りなどもみられます。

 

こうしたデメリットですが、成長とともに、それぞれの言語力が向上すること、またモノリンガルの人と話す時にはその人が使う言語のみを使って話すことが必要であることなどを学ぶことによって、改善解消されていくケースがほとんどです。

 

 

このように見ていくと、成長とともに改善解消していくデメリットに対し、バイリンガル環境だからこそ得られるメリットがあることがわかります。

 

だからこそ、「うちの子もバイリンガルに・・・」と願う親が数多くいるのでしょうが、実際にバイリンガル育児をしている親御さん方は、バイリンガル育児がそう簡単ではないことを実感しておられることと思います。

 

日本に住む日本人の中に「わが子をバイリンガルに・・・」と願い、バイリンガル育児をされている方もいらっしゃると思いますが、アメリカに住むスピーチパソロジストとして、ここでは、海外に住む日本人、あるいは日本および海外に住む国際結婚カップルの方々の、生活の必要に迫られてバイリンガル育児をしている場合についてお話したいと思っています。

 

続きは次回の記事で・・・。

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