今週ご紹介する絵本はこちら
わにさんどきっ はいしゃさんどきっ 著・イラスト:五味 太郎、出版:偕成社
歯医者がこわいわにさんと、わにがこわい歯医者さん。
「どきっ」
「どうしよう……」
「こわいなあ……」
と、2人の同じセリフが続きます。
その2人の気持ちの変化を追いながら、わにくんと歯医者さんと一緒に歯医者に行く→治療終了までの過程を楽しめる絵本です。
さてさて、この楽しい絵本がことばのレッスンに登場すると、どうなるかというと・・・
まず、気持ちの理解
わにくんと歯医者さんの表情や動作を見ながら、わにくんと歯医者さんの気持ちを考えます。
気持ちとその理由
「どうして歯医者さんは怒ってると思う?」
「わにくんが歯医者さんの手を噛んだから」
といったように、その気持ちになった理由を考えます。お子さんによって、視覚ヒントとして絵カードを使って、気持ちとその理由を考えるというステップを入れることで、徐々に視覚ヒントなしでも答えられるようになります。
そして、原因と結果
「はみがきをしない」→「むしばになる」
「むしばになった」→「歯医者さんに行って、歯の治療をする」
のように、原因と結果を理解する練習をします。