Suzuki Speech Therapyでは、上記の4つのステップにしたがって個別療育を実施しております。
初回評価(≪ステップ1≫)で、お子様の得意と不得意を評価し、得意なスキルを最大限に活かしながら不得意を克服するための個別療育目標を設定します(≪ステップ2≫)。
個別療育目標に沿って個別療育を実施しながら、個別療育毎のお子様のプログレスを記録・分析します(≪ステップ3≫)。
3か月毎に、プログレスを分析・評価し、個別療育目標および内容の見直しを行います(≪ステップ4≫)。
全行程を通して、評価内容や見直しの内容をご家族の方と共有し、目標の設定と見直し、個別療育の継続や終了はご家族との話し合いの上で決定します。
全行程でご家族とのコミュニケーションを大事にしているのにはわけがあります。
なぜか?
お子様の発達を促すには、お子様を一番理解し、一番長い時間一緒に過ごすご家族の方とセラピストが共通理解をもち、同じ目標に沿って取り組むことが必須だからです。
- どういった目標に沿って個別療育が行われているのか
- 各目標は、今のお子様にとって有効なものなのか
- 個別療育はお子様が興味をもって取り組める内容になっているのか
- 家庭では、家族の誰がどういった方法で働きかけてあげていて、それがどのようにお子様の発達につながっているのか
- 家庭では、どういった工夫や取り組みをすることができるのか
そういったことを家族とセラピストがお互いに理解しあうことで、最大の個別療育効果を生み出すことができるのです。
そのためにも、評価、目標設定、プログレスモニタリングとその分析、再評価というステップ、そしてご家族とセラピストとのコミュニケーションはとても重要な役割を果たします。
「発達検査」「言語検査」という言葉を聞くと、できないことばかりを指摘されるようで構えてしまうご家族も多いかと思います。
それは、多くの機関で実施している検査が、検査のみで終わっているからだと思います。
検査結果をしっかりと分析することで現状を把握し、発達目標を設定。その目標に沿って個別療育を実施して改善につなげていくというプロセスが続くべきであり、検査は、あくまでその第一歩に過ぎないのです。
公的機関で発達検査を受けたばかりの方、これから受ける予定の方の参考にしていただければ幸いです。