共生社会

共生社会研究誌への寄稿

『昴が発行している『共生社会研究誌』にアメリカでの生活やセラピストの経験から考えたことをまとめて書いてもらえませんか」

ということで、言語聴覚士養成校卒業直後から渡米までの4年間「社会福祉法人 昴」でお世話になった元上司から連絡をいただいたのが1年ほど前。

新人STとして勤務した「社会福祉法人 昴」では、「言語聴覚士」という枠組みを超えて、障害の有無にかかわらず、子どもたちとその家族が地域の中で安心して暮らせる『共生社会の実現』に向けた支援を学びました。昴で学んだその考えは、15年のアメリカ生活を経た今でも、私の臨床の基盤となっています。

その昴で、直属の上司として新人だった私を辛抱強く指導・支援してくださった社会福祉法人昴 理事、ハロークリニック相談支援室 室長であり、昴☆共生社会研究所の所長である山崎 晃史さんからのお話で、アメリカで長年、発達支援に携わってきた経験の中で感じてきた思いが色あせてしまう前に、文字にあらわしておいた方がいいかも―という思いもあり、引き受けさせていただきました。

そして、先日、その研究誌が出来上がったという連絡をいただいたのでした。

共生社会研究誌第5号のご紹介

山崎さんの許可を得て、ここで、共生社会研究誌第5号をご紹介いたします。

共生社会研究誌第5号

この中で、
「療育システムの現状と課題-日米の療育システムの違いからの考察-」

として意見を述べております。

帰国後間もない時期の文章で、考えがしっかりとまとまっていないまま文章にしてしまっている感がありお恥ずかしいのですが、ある意味、その時期の率直な気持ちがそのまま表れている文章でもあります。

文章の中で伝えたかったことは、当事者には「与えられるサービスの中で何とかやっていくのではなく、我が子に必要なサービスが何かを見抜き、そのサービスを得ていく」というプロアクティブな視点を持ってほしい、支援者には、個々のニーズを適切に評価し、個々のニーズに合うサービスを提供する」という視点を持っていただきたいという思いであり、その思いは、1年経った今も変わっていません。

研究誌では、社会福祉法人 昴で奮闘しているスタッフの方々をはじめ、関係職の方々が、多角的な側面から療育・障害者福祉について論述されていて、私自身、とても勉強になりました。

みなさま、ぜひ、ご一読ください。