ジェスチャーの発達

「ことばの発達」というと、「話し言葉」である「ことば」に注意が向きがちですが、実は、初めての言葉が出る前にもコミュニケーションの発達上、とっても重要なスキルが獲得されているのです。

それがジェスチャーです。

 

『ジェスチャー』と聞いて、「バイバイ」とかわいく手を振るお子さんの姿を思い浮かべた方も多いかもしれません。

このジェスチャー、実はとっても奥が深く、発達とともに変化していきながら、話し言葉への架け橋として重要な役割を果たしているのです。

ではまず、ジェスチャーの発達について見ていきましょう。

 

7か月~9か月

手のひらを広げて欲しいものの方に手を伸ばしたり、抱っこを求めて手を伸ばしたり、嫌なものを手で押しやるなど、要求を直接的に表現するためのジェスチャーが出てきます。

10か月~12か月

ママを見ながら欲しいものに手を伸ばしたり、声を出しながら抱っこを求めて手を伸ばすなど、視線や発声とジェスチャーを組み合わせて思いを伝えようとします。指差しが出るのもこの頃です。

12か月~24か月

1歳を過ぎたころから、ジュースを飲む真似や電話でお話しする真似をしながら思いを伝えるといったジェスチャーが出てきます。

18か月頃になると、身振りをしながらその身振りがあらわすことばを発する場面が出てきます。そこから徐々に、身振りとそれが意味することばとは異なる意味のことばを発します。たとえば、電話でお話しする身振りをしながら「ママ」といい、「ママがお電話でお話ししている」ということ表現するようになってきます。それからしばらくすると、「ママ、もしもし」のような2語文を使って表現するようになってきます。

 

このように見ていくと、言語発達におけるジェスチャーの果たす役割の大きさがわかります。

 

では、どのようにジェスチャーの使用を促してあげるとよいのでしょうか。

・指さしやジェスチャーを積極的に使用しながら語りかけてあげましょう。

・ジェスチャーを使う際は、かならず、そのジェスチャーが意味することばを言いながらジェスチャーを見せてあげましょう。

・お子さんがジェスチャーを使って表現したら、そのジェスチャーを真似しながらそれが意味することばを言ってあげましょう。

 

ことばはまだ出ていなくても、表現したい思いはたくさん持っている子どもたち。

その思いをしっかり受け止めてあげながら、その思いをひろげてあげましょう。

 

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