言語発達上、読み聞かせがとっても大切であることは言うまでもありませんがー
子どもにとって「自分で本を読める!」ことも、言語発達や学習の広がりだけでなく自尊心を育てるうえでも重要な役割を果たします。
でも・・・
- まだひらがながわからない
- 上手に発音・発語できない
等々、様々な理由で、自分で本を読むことにチャレンジできていないお子さんが多くいらっしゃいます。
- 「できない」を「できる」にする!
- 本を自分で読めないお子さんが、自分で楽しく本を読むことができる!
ーようになる方法があります。
その1つが、Adapted Books
視覚支援用のイラストがついた絵本です。
絵本に直接イラストを貼る方法と、同じストーリーの本を作成する方法があります。
最近は、イラストを押すと声が出るものも多く市販されています。
私は、Adapted Booksを使用するのが最終目的ではなく、自分で絵本を読むことができるようになるまでのプロセスとして使用したいため、絵本に直接イラストを貼るのではなく、別バージョンで本を作成することにしています。
著:A.トルストイ (著)、イラスト:佐藤 忠良、訳:内田 莉莎子、出版:福音館書店
上の例は、「おおきなかぶ」ですが、
イラストと文字を見て(視覚)
自分の声を聞いて(聴覚)
イラストカードを貼って(触覚)
ーと、感覚をフル稼働させてことばを学ぶことができるのです。
「できない」が「できる」ようになる時の子どもたちの笑顔、周りのみんなが幸せになる笑顔です。