図書館で出会った絵本「むしゃくしゃかぞく」をご紹介します。

むしゃくしゃかぞく

書名:むしゃくしゃかぞく  著者名:ラッセル・ホーバン  イラスト:リリアン・ホーバン  翻訳者名:福本友美子  出版社名:あすなろ書房

 

いつもむしゃくしゃしているむしゃくしゃ家族。

ごはんを食べているとき、だれも「いただきます」も「ありがとう」も「おいしいね」も言いません。

みんないつもむしゃくしゃしていて、お互いに怒鳴ったり叩いたり蹴ったりしています。

むしゃくしゃしてるから、凧を作ってもうまくあがらないし、池に飛び込んでも泳げないし、だから余計にむしゃくしゃ。

 

そんなある日

 

むしゃくしゃぼうやが野原で「ふわふわぽわん」を見つけて、家に持って帰ります。

 

なんだかいい気分になって、晩御飯にシチューをもらって「ありがとう」といいます。

それから、ふわふわーっとテーブルの上にやってきた「ふわふわぽわん」

みんな、なんだかいい気分になって、家族みんなニコニコ。

子どもたちは凧をあげることができるようになり、すいすい泳げるようにもなりました。

みんなで仲良く木の実を集めたり、歌を歌ったり・・・

「むしゃくしゃかぞく」はいつの間にか「にこにこかぞく」になっていました。

 

そんなお話です。

 

図書館でこの本を見て「ソーシャルスキルの個別療育にぴったり!」と思い、思わず手に取りました。

そして、

 

「むしゃくしゃかぞく」のストーリーを振り返りながら、毎日の生活で実際に起こったこと・起こりうることを話し合ってみるのはどうでしょう。

 

先日お話した『幼児期にお話したソーシャルスキル』の中でも触れていますが、ソーシャルスキルは幼い子どもから大人まで毎日の生活の中でとても重要なスキルです。

毎日のちょっとしたきっかけも利用して、学んでいけるといいですね。

 

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