Themed Activities~ひなまつり編

明日はひなまつり! 女の子のいるご家庭では、雛人形を飾ったり、お祝いの準備をしている頃かもしれません。 今日は、ひなまつりをテーマにしたアクティビティのいくつかをご紹介したいと思います。 反対ことば カードの裏面には男雛と女雛を印刷、表面には反対ことばを印刷したカードを使って、神経衰弱などのカード遊びをしながら反対ことばの練習をします。 正しい反対ことばの対が見つかると男雛と女雛の対になるようになっています。 カテゴリー&比較 「ひなまつり」と「こどもの日」について、ワークシートに書かれたそれぞれのカテゴリーを見て、当てはまる言葉を記入していきます。 すべて記入できたら、単語を切り離して、ベンダイアグラムに貼り付けていきます。   そして、2つの円の中の情報を見比べながら、共通点をみつけ、中央部に書き込みます。 「ひなまつりと子どもの日を比較しなさい」という問題を言われても、なかなか答えることができないお子さんが、ベンダイアグラムを作成しながら、2つの祝日の相違点を見つけることができます。そして、その表をみながら発表もできるようになります。 このステップは、小学校の高学年や中学生になっても使えるスキルで、エッセイや感想文などの文章を書いたり、研究発表をするときにも使えます。 できないことは、できるようになる方法とサポートがあればできるようになるのです! みなさま、どうぞ素敵なひなまつりをお過ごしください。

Themed Activities~節分編

  今日は、Themed Activitiesについて、お話したいと思います。 Themed Activitiesとは、季節の行事などをテーマにしたアクティビティのことです。   日本でも、幼稚園や保育園では積極的に取り入れられているようですが、言語療法の個別個別療育の場面では珍しいかもしれません。   Themed Activitiesを取り入れるメリットは多くあります。 たとえば、日常生活で経験する行事などを取り上げることによって 子どもが興味を持ちやすい 個別個別療育で学んだことを生活の中で応用しやすい 特定のテーマに的を絞った語彙を学習できる その行事について子どもがすでに知っている知識を広げるきっかけになる 他の行事との比較をすることで、知識を関連付けることができる   等々、多くのメリットがあります。   ーということで、今週末にせまった節分がテーマの教材(鬼の福笑い)を1つご紹介します。   赤鬼・黄鬼・青鬼の顔を作りながら、個別療育目標に沿ったアクティビティを行います。 たとえば・・・   1.身体部位 「め」「くち」「は」など、ピースを置きながら、顔の部位名称を理解・表現する練習をします。   2.気持ちの理解 「怒った顔」「笑った顔」を作りながら、気持ちを表す表現を学びます。また、その気持ちになる状況についてお話することで、自分の気持ちと相手の気持ち、その原因や対処法についても学習することができます。   3.他者への意識 ピースを順番にとったり、自分の作った顔とセラピストの作った顔を見比べることで、相手に意識を向け配慮する練習ができます。   それぞれの季節にあったテーマを選んで、楽しく言語聴覚療法。 ご家庭でもどうぞお楽しみください~