評価場面でも個別療育場面でも活躍する字のない絵本をご紹介します。
検査場面では
- 絵本を見ながら、ストーリーについて考えてお話してもらうことで、自由発話でのことばの様子をみます。
- 構音の誤りはあるかな?
- 吃音はあるかな?
- どういった語彙を使って表現するのかな?
- 文法的な誤りはないかな?
- 登場人物や場面設定、話の順序などを含めてお話できているかな?
- 聞き手の理解を考慮しながらお話できているかな?
などなど、市販の検査道具だけでは得られない言語・コミュニケーション力について知ることができます。
そして、評価で得られた結果をもとに、個別療育を開始します。
そしてもちろんー
- 構音練習
- スムーズにお話する練習
- 語彙力を広げる練習
- 相手にわかるように順序立ててお話する練習
など、個別療育場面でも字のない絵本は活躍します。
私は、アメリカで大学院在学中に出会った『A Boy, a Dog and a Frog』シリーズ(Mercer Mayer著)を今でも気に入って使っているのですが、うえののりこ著『ぞうのボタン』、太田大八著『かさ』、アン ブルイヤール著『ねこさんびき』など、他にもさまざまな字のない絵本があるようです。
著:うえののりこ 出版:冨山房 / 著:太田大八 出版:文研出版 / 著:アン ブルイヤール 出版:すえもりぶっくす
文字がないからこそ、想像力がかきたてられる字のない絵本。
おすすめです♪