相手にわかるようにお話する力

「今日、幼稚園で/学校で何したの?」 多くの方が、学校から帰ってきたお子さんに聞く質問だと思います。   その時、お子さんはどのように説明しているでしょうか? 相手にわかるように説明できているでしょうか?   このように、相手にわかるように説明することができるようになるためには、英語のWH-Questionsの要素を含めてお話する必要があります。   When? いつ? Who?  誰が? Where? どこで? What? 何を? How? どのように? Why? どうして?   この「報告する力」あるいは、お話を読んだり聞いたりして「要約する力」をつける練習で、私が愛用しているワークシートがありますので、ご紹介したいと思います。   Reading Retelling Hand Graphic Organizer   です。 *Teachers Pay Teachersのサイトから無料ダウンロードできます。   このワークシートでは、 親指:登場人物 人差し指:場面設定(いつ?どこで?) 中指:問題 薬指:出来事 小指:問題の解決法、結論 となっていますが、英語と日本語の文法の違いやお子さんの発達年齢に合わせて、私は適宜アレンジして使用するようにしています。たとえば、先ほどのWH-Questionsの要素を使って・・・ 親指:いつ? 人差し指:誰が? 中指:どこで? 薬指:何を? 小指:どのように?どうして? のように使います。   このグラフィックオーガナイザーの良いところは、紙と鉛筆がない場面でも使えるということです。 それぞれの指と要素が頭に入っていれば、手のひらを見ながら、必要な要素を整理してお話することができるのです。 すなわち、自分の手のひらを視覚ヒントとして使えるのです。   Amazon.co.jpでこんな付箋紙もみつけました。 興味のある方はどうぞ~  

『五感アクティビティーセット』

人間が持つ感覚、視覚(みる)・聴覚(きく)・嗅覚(におう)・味覚(あじわう)・触覚(さわる)の五感。 この五感は、私たちが生きていくためにとても重要です。 私たちは、五感を使って、外部の世界の情報を取り入れ、その情報を解釈し意味付けをしています。   例えば、食べ物について 赤ちゃんが離乳食を経て徐々に大人と同じ食べ物を食べることができるまでにいろいろな食材を体験します。 食べ物を目で見て(視覚)、手に取って固さや大きさを認識し(触覚)、お口にはこびながら食べ物の匂いを感じ(嗅覚)、モグモグを噛む音を聞き(聴覚)、舌で味を確かめます(味覚)。 こうした行動の積み重ねで、食べ物の学習がすすみ、好き嫌いも出てきます。 食べる感覚の意味付けも行われ、食べ物の名前を聞いただけ、食べ物を見ただけで味が想像できるようになります。   食べる行動だけでなく、自然の中には五感が刺激されるものがたくさんあります。 木々や花や土の色や香りや手触り、鳥や虫の鳴き声などなど。 このように、私たちは、外部の世界にある様々なものを五感を使って感じ取り、その感じ取った情報を解釈して意味付けすることで、私たちの行動や思考を形成しているのです。   五感を理解することは、自分を理解することにつながります。 また、五感を使って表現する力をつけていくことで、言語表現力も広がっていきます。   ーということで、『五感アクティビティーセット』のご紹介♪       五感絵カード 『ぼくの/わたしの ごかん』ワークシート 『ごかん の おはなし』 五感ワークシート 『ごかんをつかってひょうげんしてみよう』ワークシート   英語バージョンはこちらからダウンロードできます。