バイリンガル児の言語発達 ジム・カミンズ博士の “The Iceberg Model of Language Interdependence” から

バイリンガル児の言語発達に関して、広く指示されているジム・カミンズ博士の理論 “The Iceberg Model of Language Interdependence”(言語相互依存の氷山説)についてご紹介したいと思います。 Cummins, 1980 かつて、第1言語と第2言語は脳の中で別々に発達していくと考えられていました。 しかし、ジム・カミンズ博士の理論によると、脳の中で2つの言語能力の共通の基盤が育てられ、そこから、各言語に特有の語彙や文法、発音といった表層的な部分が育っていくといいます。 右の図にあるように、2つの氷山は、水面上ではそれぞれ独立した存在に見えますが、水面下では相互に融合しています。 同様に、2つの言語は語彙や文法、文字や発音など表面的な部分にそれぞれ独自の特徴があるため、独立して存在しているように見えますが、実は2言語は思考や認知など深い部分において共通しています。それが、Common Underlying Proficiency(共通基底能力)です。 バイリンガル児の場合、1つの言語で獲得された基礎となるスキルは、もう1つの言語にも応用されます。 これは、バイリンガル児のスピーチセラピーの中で私自身よく経験することで、例えば、日英のバイリンガル児のスピーチセラピーを日本語で行っている場合、セラピーで獲得した概念が、英語を話す場面でも理解表現できるようになっていたーということがよくあります。これはまさに、この図にある水面下のスキルが、2つの言語で共有されていること示しています。 だからこそ、スピーチセラピーでは、親御さんや関係機関と連携し、この水面下の基盤となる各言語で共有するスキルをしっかりと育ててあげることが大切だと考えています。 詳細はぜひ動画をご覧くださいね! Cummins, 1980

住吉オフィス閉鎖のお知らせ / Notice of Sumiyoshi Office Closure

Suzuki Speech Therapy をご利用の皆様 平素よりSuzuki Speech Therapyをご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。 Suzuki Speech Therapy では、昨年からの新型コロナウイルスの影響から、対面セラピーを縮小しテレセラピー(オンラインスピーチセラピー)および家庭・学校・園への訪問セラピーを中心に業務をおこなってまいりました。 テレセラピーおよび訪問セラピーによるセラピー効果の高さと充実により、このたび、2021年7月31日をもちまして、Suzuki Speech Therapyの住吉オフィスを閉鎖することを決定いたしました。 なお、テレセラピーおよび訪問セラピーが難しいご家族につきましては、自宅オフィスでお会いできるよう準備をすすめてまいります。 今後も、皆さまに寄り添いながら、皆さまに信頼していただける より一層の質の高いサービスをお届けできるよう努力してまいります。 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 言語聴覚士 鈴木 美佐子 Dear Families, As many of you know, most of my speech therapy services have been switched from in-person sessions in the Sumiyoshi office to teletherapy or home/school-visit sessions due to the COVID-19 pandemic since March 2020. It […]

LINE公式アカウントできました!

Suzuki Speech Therapy のLINE公式アカウントがスタートしました! LINEをご利用中のみなさま、ぜひお友だち登録をお願いします。 トーク画面からお問い合わせなどメッセージを送信していただけます。ぜひご活用ください。 できるだけ早くお返事できるように頑張りますが、AI自動応答ではなく、鈴木がいただいたメッセージを1つ1つ拝読しお返事いたしますので、時間がかかることがございますので、あらかじめご了承ください。 Suzuki Speech Therapy の最新情報や育児に役立つ情報、バイリンガル児の言語発達に関する情報などをお届けしていく予定です。 ぜひお楽しみに!

あけましておめでとうございます!Happy New Year!

新年あけましておめでとうございます。 2020年は新型コロナの影響で大変な1年ではありましたが、多くのつながりと新しい出会いがありましたこと、深く感謝しております。 このたび、Suzuki Speech Roomから、2009年に開業した際の名称『Suzuki Speech Therapy』に改名いたしました。開業した際の初心にかえり、さらに精進してまいりますので、皆さまのご理解ご支援、よろしくお願い申しあげます。 2021年が皆さまにとって素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 2020 has been an extraordinary year, but I would like to express my heartfelt gratitude to all of you for your continued support. I will go back to the basics to meet your unique needs with high quality services by starting 2021 with the business name of […]

ねこじゃらしー生きた語彙

ねこじゃらし

秋も深まり、エノコログサ(通称:ねこじゃらし)が黄金色に輝いています。 そんなねこじゃらしを目にして、ふと、在米中、日本人のお子さんのスピーチセラピーで「ノンタンこちょこちょこちょ」を読んでいたときのことを思い出しました。   ”いたずら ねこじゃらしが、 こちょこちょこちょ。 おでこを こちょ こちょ、 ほっぺを こちょ こちょ。”   そのとき、お子さんが言いました。 「ねこじゃらしってなぁに?」 ハッとしました。 そうなのです、私が住んでいた地域では、ねこじゃらしを目にすることはなかったのです。 「ねこじゃらし」を触ったことはもちろん、見たこともなかったお子さんには「ねこじゃらし」の意味がわからず、その単語がわからないために、ストーリーを楽しむこともできなかったのです。 語彙力をつけていくためには、量よりも質が大事だと言われています。 単語カードに単語と意味を書いて覚えるだけでは、その単語を使いこなせるようにはなりません。 その語彙を見て聞いて経験してこそ、生きた語彙が拡がっていきます。 話を『ねこじゃらし』に戻します。 例えば、そのお子さんが一時帰国の際に、道端にはえているねこじゃらしを見て、ねこじゃらしを引っこ抜いて、お姉ちゃんとこちょこちょして遊んだとします。 そこから「ねこじゃらし」という語彙だけでなく、 – ねこじゃらしの穂が垂れ下がっている様子– 黄金色に輝く様子– 引っこ抜く時の感触– お姉ちゃんとこちょこちょして遊んだ記憶 などがすべてセットになって、「ねこじゃらし」「穂」「垂れ下がる」「黄金色」「引っこ抜く」「くすぐったい」など、多くの語彙を学ぶことができるのです。 これこそ、生きた語彙学習だと思います。   暑くも寒くもない今の季節。お散歩が楽しい季節です。 ぜひ、お子さんに様々な経験をさせてあげてください。 そして、その経験を言葉にして伝えてあげてくださいね!

発達を促すお手伝いのすすめ

おにぎり作り

新型コロナウィルス拡大防止のため、園・学校だけでなく習い事もお休みとなり、お子さんの発達について 「このままでいいのだろうか」 「発達が滞っているのではないだろうか」 と不安になられている親御さんも多いことと思います。 コロナが一刻も早く収束していつもの生活に戻ってほしいというのは、誰もが願っていることですが、お子さんの発達のためにも、「今、できること」に注目して実行していくことが大事だと感じています。ある意味、発想の転換によって、日常のちょっとしたことをお子さんの発達につなげていくことができるのでは―と。 そんな中、先日、オンラインセラピーのあと、あるお母様から『お手伝い』に関する素敵なお話をお聞きしました。そのお話をヒントに、『お手伝い』がいかに、お子さんの発達を促すことができるのかということについて、お話したいと思います。 そのお母様によると、休校中のある日、お昼ごはんのおにぎり作りを一緒にしたのだそうです。 まず、おにぎりを作る工程をお子さんに説明。 でも、すべてを説明するのではなく、お子さん自身が考える余白を残して、おにぎり作りのお手伝いがスタートしました。 ここから時系列に沿って、『おにぎり作り』というお手伝いと、このお母様の声掛けが、お子さんの発達にいかに役立ったのかについて、整理していきたいと思います。 指示を聴き、理解する力 お母様は、おにぎりを作り始める前に、おにぎりを作る工程をお子さんに説明しました。 手をぬらす 手に塩を少しつける … これらの工程を聞いて、お子さんは、その指示の内容と順序を覚えました。 算数 そして、お母様は、お昼ごはんに家族全員がおにぎりを食べるには、何個のおにぎりが必要なのかをお子さんにたずねました。 ここで、お子さんは、 お父さんは2個、僕は1個・・・と家族一人ひとりが食べる量を計算し、おにぎりの合計数を出しました。 問題解決能力 おにぎりができたら、お母様はお子さんに、おにぎりをのせるお皿を出すように言いました。そして、お子さんが手にしたお皿を見たお母様は「そのお皿に、このおにぎり全部、のると思う?」という問いを投げかけました。 実は、この「問題提起」がとても重要!なのです。 お母様の問いかけを聞いて、お子さんは、あらためて、自分が手にしているお皿とおにぎりを見比べます。 そこで、自分が手にしている小さなお皿には、作ったおにぎり全部をのせることはできないことに気づきます。そして、どの大きさのお皿であれば、おにぎり全部をのせることができるだろうか?と考え、自らの力で問題を解決しようとすることができるのです。 お母様が選んだお皿におにぎりを並べたり、あるいは、あらかじめ、おにぎりを入れるお皿をお子さんに指示していたら、お子さん自身が問題を特定し、その問題を解決しようとする機会はありませんでした。こうした経験が、日常生活で遭遇する問題をお子さん自身が解決していく能力を育てることになるのです。 語彙力 適切なサイズのお皿を選ぶことができたあと、お母様はお子さんに「おにぎりを一列に並べて」と言ったそうです。 ここで、お子さんが困った表情をしたことに気づかれました。 お子さんが困った表情をしたのは『一列に並べる』という表現がわからなかったからでした。 そこで、おにぎりを並べながら『一列に並べるとは、こういうことやねんで』と説明されたそうです。 これこそ、生きた語彙学習!です。 お子さんがわからない表現を把握し、その場で、言葉で説明しながら実践して見せる。それにより、お子さんは、目と耳と皮膚感覚、運動感覚をフル稼働して語彙を獲得することができたのです。 単語帳やドリルを使って覚えた語彙は、使わなければ忘れてしまいます。 しかし、このように、耳で聞いただけでなく、目で見て、体験した語彙は、お子さんにとって『使える語彙』として定着していくのです。 ここで大切なことがもう1つ。 お子さんは、これまでの学校生活の中で「一列に並んで」という言語指示を聞いたことがあったことと思います。おそらくその時は、周りが「一列に並んでいる」様子を見て、言語指示が理解できていなくても、きちんと行動できていたのではないかと思うのです。そして、今回、お母様との手伝い経験を通して、お母様自身が、お子さんがつまずいていた表現に気づくことができ、その場で丁寧に教えることができたのです。 お子さんの発達支援を効果的に行っていくためには、お子さんの発達を正確に把握することが必要だということは、以前の記事でもご紹介いたしました。 このことは、言語聴覚士などの専門家だけでなく、お父様・お母様が我が子の課題を正確に把握することで、日常生活の中で最大限にお子さんの発達を促してあげることができる良い例だと思います。 さらに・・・ お母様から伺ったお話は以上でしたが、おにぎりを作る手伝いからは、ほかにも発達に良い要素があります。 たとえば・・・   他者の気持ちや考えの理解(ソーシャルスキル) お父さんは、おにぎりを何個食べるだろう? どんなおにぎりが好きだろう? といったように、家族のいつもの言動を振り返り、各々の好みや食欲などを考えて、おにぎりの数や大きさ、味などを考えることを通して、相手の気持ちや考えを理解する練習をすることができます。 チームワーク 僕がお皿を出して、お母さんがおにぎりを並べる お母さんがお皿を洗って、僕が拭く などの役割分担だけでなく、「与えられた任務を責任をもって実行する」「相手の進行具合を確認して、必要によって手伝う」などといったチームワークに必要な要素を培うことができます。 遂行機能(Executive Functions) おにぎり作りに必要な道具は何だろう? おにぎりを作る工程を考え、道具をどのように配置したら、動きやすいだろうか? […]

オンラインセラピーの向き不向きと配慮

オンラインセラピー

新型コロナウィルスの影響で休校や外出自粛が続いていますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。 Suzuki Speech Roomでは現在、オフィスでの対面セラピーはお休みし、オンラインセラピーのみ実施しており、以前からオンラインセラピーをご利用の方々に加え、対面セッションからオンラインに切り替えた方々、新規の方々にもご利用いただいております。 オンライン中心の支援に切り替えて2か月余りが過ぎた今、あらためてオンラインセラピーの向き不向きや、私が行っている配慮についてまとめてみたいと思います。 オンラインセラピーに関しては、お子さんの発達の様子や性格によって、向き不向きがあると言われます。まず、その点について、私の経験をもとに考えていきたいと思います。 発達年齢 生活年齢ではなく発達年齢から考えて、2歳未満のお子さんに関しては、ビデオ通話でのやりとりが難しいことがあります。この場合、言葉を育てる関わり方や言葉かけの方法などを親御さんに学んでいただいたり、親御さんのご心配や疑問にお応えするピアレントトレーニングといった形ですすめていくようにしています。 2歳~3歳の発達段階になると、お子さん自身がスクリーンを通して私とやりとりするのを楽しめるようになってきます。 4歳~5歳の発達段階になると、技術的な問題といった「もしも」の時のために親御さんが近くにいてくださる状況で、1人で椅子に座って、私と一対一のやりとりができるお子さんが多くなってきます。 小学生以上のお子さんに関しては、ログインやマウスの操作も含めて一人でできるお子さんがほとんどになります。 お子さんの性格 以前、アメリカでオンラインセラピーに従事していた際、とても恥ずかしがりやのお子さんがいました。そのお子さんの場合、ビデオカメラをつけない状態でセラピーを行うといった配慮をすることで、オンラインセラピーに参加することができました。後にも先にも、こうした特別な配慮が必要なお子さんはそのお子さんのみで、どのお子さんもお互いの顔を見ながらやりとりするオンラインセラピーを楽しんでくれています。 オンラインセラピーのリミットを克服するための配慮 オンラインセラピーを行う場合、セラピーの中に動きを取り入れたり、上手にできたときの『ハイタッチ』等のスキンシップを含めることが難しいといったリミットがあります。そうしたリミットを踏まえたうえで、セラピー効果を出すための配慮をするようにしています。 例えば、30分のセラピー終了後は、そのまま「バイバイ」するのではなく、「ちょっと、ママとおしゃべりしてもいい?」とお子さんに承諾を得て、お母様と、セラピーで行った内容やその目的、そして、生活の中での疑問や心配事にお応えするようにしています。 また、セラピーで実施した課題をセラピー以外の時間でも行っていただけるように、プリントやアクティビティをメールでお送りするようにしています。 そうした関わりの中で、親御さん方が、我が子の発達課題を明確に理解し、お子さんの発達を最大限に促す関わりができるようになっていかれます。そして、それと並行して、お子さんが発達課題を1つ1つ着実に克服し成長していく様子を、親御さんと一緒に実感しています。 以上、オンラインセラピー中心の毎日から感じていることをまとめました。 お子さんは日々成長しています。一日も早く収束してほしいコロナウィルスですが、その時を待つのではなく、お子さんの成長のために今できることをしていけるよう、親御さん方と一緒にがんばっていきたいと思います。

言葉につまずきのあるお子さんの外国語学習

言葉につまずきのあるお子さんの外国語学習

2020年の学習指導要領の改訂に伴い、小学3・4年生から外国語活動が導入され、5・6年生に関しては、英語が「教科」として教えられるようになりました。 この流れの中で、言語発達に心配のあるお子さんの英語学習に関して、以下のような質問をお受けする機会が増えてきました。その質問とはー 『言語発達に遅れがあるのですが、外国語を学ぶことは避けるべきでしょうか?』 『国語の学習につまずきがあるのですが、英語を学ぶことで、さらに混乱するのではないでしょうか?』 そこで今日は、長年、バイリンガル児の言語発達に携わってきた立場としての見解をお伝えしたいと思います。 まず結論から先にー 言語に障害あるいはつまずきのあるお子さんが外国語を学ぶことは、なんら問題ありません。 では、この結論の理由と留意すべき点についてお伝えします。 なぜか? まず、子どもたちがもって生まれてくる可能性についてお話します。 子どもたちは本来、一度に複数の言語を学ぶ可能性を持って誕生します。複数の言語を獲得していく能力については、乳児期の段階で、赤ちゃんは聞きなれた言語音と聞きなれない言語を聞き分けることができるという研究でも示されています。 ただし・・・ 子どもたちが生まれながらに複数の言語を学ぶ可能性を持って生まれるとしても、子どもたちは勝手に言葉を獲得していくわけではありません! 1つの言語、複数の言語という言語の数に関わらず、子どもたちが言葉を獲得していくためには、本人が持って生まれた言語獲得能力に加えて、豊かな言語環境が必要です。 ですから、例えば、英語のビデオをつけっぱなしにしておくことでの英語学習は、決して豊かな言語環境とは言えません。子どもたちがもって生まれた言語力を育てていくためには、家族や地域の人との生きたコミュニケーションの中で、豊かでバラエティに富んだ言語モデルに触れながら言語を獲得していく環境が必要なのです。 留意していただきたいこと 言語障害や言語発達に躓きがある場合、その問題は、母語である日本語だけでなく、あらたに学ぶ英語にも現れます。ですので、英語の学習を進めていく上で、特別の配慮や指導が必要になることに留意していただきたいと思います。 例えば、新しい語彙を覚えたり作文をすることが苦手なお子さんは、英語でも、語彙学習や文を構成する課題が困難となる可能性が高くなります。そういったことを配慮し、お子さんがそういった困難を克服していけるよう適切なサポートをしてあげる必要があります。 また、英語学習を始めることで、日本語での学習やそのサポートの質が下がってしまってはいけません。日本語での学習やサポートの量ではなく質を維持しつつ、あらたに英語の学習を増やしていく配慮が必要になります。   外国語を学ぶメリット メリットもあります。 まず、学習過程から― どちらかの言語で獲得した概念は、もう一方の言語に応用していくことができます。ですので、2つの言語を学ぶことで、学習に必要な時間も2倍になるわけではありません。 次に、柔軟性について― 複数の言語を学ぶことで、話す相手に応じて言語を切り替える柔軟性を培うことができ、それは、相手の言語的・文化的背景を理解し、その人に合わせて話し方を調整するといったソーシャルスキルの改善にもつながります。 そして、言語力について― 外国語を学ぶことを通して、日本語と外国語の文法や表現といった言語的な違いを意識するようになり、そこから外国語だけでなく日本語の言語力の改善につながることも期待できます。 以上、言語障害あるいは言語発達につまずきのあるお子さんの外国語学習に関する見解についてまとめました。 ご参考にしていただければ幸いです。

Boom Cards™のご紹介

ホームページでもお知らせしておりますとおり、新型コロナウィルスの感染拡大防止策のため、現在、オフィスでの対面レッスンはお休みし、オンラインでのレッスンを実施しております。 オンラインレッスンの拡充を試みる中で、出会ったのがBoom Card™! Boom Card™とは、一言で言うと「インタラクティブな学習ゲーム」のようなもので、画面に表示される問いにお子さんが答えると、正解/不正解のフィードバックが得られる設定になっています。 Boom Card™の使い方 まず、Boom Card™のサイトでアカウントを作成します。 そこに、Boom Card™で作成、あるいは購入したアクティビティを保存します。 Boom Card™は、コンピューターだけでなく、タブレットやスマートフォンからもアクセスすることができます。ですので、スピーチセラピーの時間だけでなく、お子さんがご家庭で、ことばの練習に取り組むことができるのです! Boom Card™を使って作成した教材『なぞなぞ』がこちらです。 https://youtu.be/ZqtOpfb_SDs Boom Card™のおかげで、オンラインレッスンをさらに充実させていくことができています。 オンラインレッスンで練習したアクティビティは、お子さんのアカウントに保存し、ご家庭からでもアクセスできるように設定しています。セラピーの時間外でも親子でことばの練習に楽しく取り組むことができるのも、Boom Card™ならでは!だと思います。 自宅で過ごす時間が多い今だからこそ、オンラインツールを上手に使って、おうち時間を有意義なものにしていきたいですね!