「春」がもうすぐそこまでやってきているのを感じつつ、まだまだ寒い今日この頃。
そんな今の時期、心温まる「雪だるま」のお話をご紹介したいと思います。
こうくんとちいさなゆきだるま 著者:はせがわ さとみ、出版:小学館
雪がつもった朝、こうくんは小さな雪だるまを作りました。
その夜、窓の外をのぞいたこうくんが目にしたのは、手がはえ足がはえ、とことこ歩いていく小さな雪だるま!
小さな雪だるまに誘われてバスに乗り、着いた先は「ゆきまち いっちょうめ」
雪のレストラン、雪のプール、雪の商店街・・・。
なにもかもが雪でできていました。
雪だるまたちといっぱい遊んで楽しかったこうくん。
すっかりさむくなってしまい、「ぼく、そろそろ帰ろうかな」と小さな雪だるまに伝えます。
「僕は、このままここにいるね」と言う小さなゆきだるまにさよならをして、こうくんはおうちに帰りました。
こうくんと小さな雪だるまとの心温まるふれあい。
絵本に登場する雪だるま探しをしながら、目から耳から楽しめる絵本です。
「こうくんのちいさなゆきだるま」では、場面設定や登場人物、出来事が明確に描かれており、言語聴覚療法で大活躍。
以前ご紹介したグラフィックオーガナイザーをアレンジして、物語の要素を特定します。
そして、出来事を時系列に沿ってお話する練習をします。
春が来るのが待ち遠しい・・・ですが、残りの冬の時間も楽しみたいー
そんな今の時期にぴったりの絵本かもしれません。
ぜひ親子で楽しんでくださいね~