今週の絵本 第18弾
今回は「うしろにいるのだあれ」をご紹介します。
「うしろにいるのだあれ」作:ふくだ としお出版: 新風舎
「ぼくの うしろに いるの だあれ」
「あっ かめくん」
「かめくんの うしろに いるの だあれ」
「 あっ ねこさん」
「ねこさんのうしろにいるのだあれ」
「あっ ぞうさん」
「ぞうさんのまえにいるのだあれ」
「あっ とりさん」
「とりさんのうえにいるのだあれ」
場面に描かれた体の一部から次に登場する動物のあてっこをしながら読み進めていく楽しい絵本です。
クイズ形式で読み進めていくことができるこの絵本、読むだけでもとても楽しいのですが、ある特定の言語発達目標に沿った「ことばのレッスン」のアクティビティでは欠かすことができないといっても過言ではないほど、大切な役割を果たしてくれる絵本なのです。
その言語発達目標とは・・・
です。
いぬのうしろにいるのは?→かめ
かめのうしろにいるのは?→ねこ
ぞうのまえにいるのは?→とり
りすのまえにいるのは?→へび
とりのうえにいるのは?→りす
ねずみのうえにいるのは?→いぬ
みみずくのしたにいるのは?→きりん
きりんのしたにいるのは?→うさぎ
ーといったように、絵本のなかにある場所・位置を表す表現を使いながら、動物の絵を貼っていきます。
いぬはどこにいるの?
→いぬはかめのまえにいます。
→いぬはねずみのうえにいます。
うさぎはどこにいるの?
→うさぎはきりんのしたにいます。
→うさぎはねずみのうしろにいます。
ーといったように、場所・位置を尋ねる疑問詞「どこ」を使った質問したり、「~のまえ」「~のうえ」など場所・位置を表す表現を使って質問に答える練習をします。
などなど、日常会話には「こそあど言葉」があふれています。
場所・位置を表す表現もまた然りで、場所に関して何となくイメージできているにも関わらず上手に表現できないお子さんも少なくありません。
など、集団生活ではとても重要な場所・位置を表す言語表現。
日常会話の中でも、ことあど言葉ではなく、適切な言語表現を使って言葉かけをしてあげることでも、お子さんのことばの力を伸ばしてあげましょう。
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